2018.8.29 第7回ほおずきネットで講演させて頂きました

広島市牛田・早稲田地域包括支援センター主催の第7回『ほおずきネット』で、「認知症への理解とケア」という演題で、井門が講演させて頂きました。
ほおずきネットは、医療介護従事者、民生委員の方など様々な職種の方が参加される会で、多職種地域連携の促進などのために開催され、今回で7回目ということです。
私は、今回初めて参加させていただきましたが、これまでよりも大変多くの方が参加されたということでした。
広島市東区では、井門式簡易認知機能スクリーニング検査(ICIS)はすでにご存じの方も多く、いろいろな場面で使っていただいていますので、今回はその話は省略して、認知症の早期発見や、受診へのつなげ方、治療、良い対応の仕方などについて、お話しさせていただきました。70歳前後の方で、早期に治療開始できたケースを数例紹介しましたが、それらのケースでは、治療などによって、認知機能検査の成績もかなり改善がみられていました。やっぱり認知機能の低下を年齢のせいにして放っておかず、できることは色々していくということが、とても大事なのだと思います。
グループワークもありましたが、皆様の困りごとは大体共通のように思いました。
患者さんとの接し方も大事ですが、介護の前に医療のできることも結構あります。例えば、こだわりの強い方は、薬を変えると、いつの間にかこだわりが消えているようなこともあって、そういう困った症状がなくなれば、対応も楽になります。
なかなか病院につなぎにくいという声もよく聞きますが、まずは病状評価と鑑別診断が肝要です。治る認知症を見逃さないということも大事だと思います。

8月 30, 2018

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