2018.7.28 講演会のご報告

7月23日月曜日の夜、ホテルグランヴィア広島で、東区医師会学術講演会が開催されました。
「軽度認知症・軽度認知障害の早期発見と対応」という演題で、井門が講演をさせていただきました。
医師限定の講演会だったのですが、非常に多くの先生方にご参加いただき、大変嬉しく思いました。
東区以外の先生もとても多かったそうです。臨床老年看護(vol.25(2), p.32-39.日総研出版)にこの春掲載された同じタイトルの論文の別刷を会場で配布したのですが、60部お持ちしたところ、87名のご参加があり、足りなくなってしまいました。ご希望の先生には、後日、武田薬品工業の方が持って行って下さることになりました。

アルツハイマー型を中心とする変性疾患の認知症は、長い時間をかけて脳の中で病気が進んでいますので、軽い物忘れが出ていた時、「まだ、大丈夫」というよりは、「もう危ない」と思って対応してもらうことが大事です。

ご本人・ご家族が、どこか以前と違うと感じておられるとしたら、その気づきが一番参考になります。長谷川式やMMSEという心理検査でつかまらない段階でも、リバーミード行動記憶検査(RBMT)など、もっと詳しくみる検査で、異常が検出されることがあります。おかしい、と気づいたとき、先延ばしせずに、ぜひご相談ください。

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